ハリー・ベイツ , 他 / 角川グループパブリッシング (2008-11-22) ★★★☆☆ 読了日:2010年7月10日 映画やドラマの原作になった話を集めた短編9本入り。
1940~1960年代に書かれた小説ばかりだけど、どの話もよく出来てて古臭さは感じなかった。
やっぱ面白いと思った人が多い話が映画化ドラマ化される可能性高いもんね。
・「地球の制止する日」ハリー・ベイツ著。1940年。
原題「Farewell to the Master」
小説はちょっといい話みたいなかんじのストーリーで別に地球は静止してないのになぜこんな邦題になったのかと思いましたが、映画では静止していたようですね。
1951年の映画「地球の制止する日」も2008年の映画「地球が静止する日」どちらも私は見ていませんが、映画の原題はどちらも「THE DAY THE EARTH STOOD STILL」でした。
・「デス・レース」イブ・メルキオー著。1956年。
原題「The Racer」
1975年「デス・レース2000年」(DEATH RACE 2000)と2008年「デス・レース」(DEATH RACE)に映画化されてます。
1975年の映画の方が原作に近い話のようです。
しみじみ話。
・「廃墟」リン・A・ヴェナブル著。1953年。
原題「Time Enough at Last」
本好きにはくる話。
・「幻の砂丘」ロッド・サーリング&ウォルター・B・ギブスン著。1964年。
原題「Beyond the Rim」
ほのぼの話。
・「アンテオン遊星への道」ジェリィ・ソール著。1959年。
原題「Counterweight」
読了感は暗い。
・「異星獣を追え!」クリフォード・D・シマック著。1951年。
原題「Good Night, Mr.James」
オチが良い。
・「見えざる敵」ジェリィ・ソール著。1955年。
原題「the Invisible Enemy」
これも良いSF。
・「38世紀から来た兵士」ハーラン・エリスン著。1957年。
原題「Soldier」
未来の戦争描写が良い。
映画「ターミネーター」に影響を与えたそうな。
・「闘技場(アリーナ)」フレドリック・ブラウン著。1944年。
原題「Arena」
これまたよく出来たSF。 |