期間 : 2010年04月 読了数 : 5 冊 | |
J.グレゴリイ キイズ / 早川書房 (1997-10) ★★★☆☆ 読了日:2010年4月30日 原題「The Waterborn」 大河の神を祭る大国の王女ヘジと、放牧民の若者ペルカルの物語が交互に展開されていきます。 ペルカルの暮らす場所はいろんな神がいて、彼の冒険は私好みのファンタジー世界です。 神様がたくさんいる世界は日本人から見て親しみやすい世界観ですよね。 祟り神も出てきます。 気に入った箇所。185頁より。 もし、巨大な神、たとえば牧草地の神のようでありながら、想像もつかないほど大きな神が一人しかいなかったら、神々はみないないも同然だ。 | |
メアリジャニス デヴィッドスン / 早川書房 (2006-10) ★★☆☆☆ 読了日:2010年4月29日 原題「Undead And Unwed」 「Undead And Un…」というタイトルの続編がたくさん出てますが、今のところ日本語訳が出てるのはこの最初の1冊だけのようです。 美人でブロンドで高身長で元モデルでブランド靴大好きで職業秘書の主人公が30歳の誕生日に解雇されて散々だと思ってたら交通事故で死んだ。と思ったらヴァンパイアになって蘇っていてしかもヴァンパイアの女王になっていたという話。 ストーリーは王道少女漫画っぽい展開。 アメリカで最初に電子書籍で出版された時はPEARL賞のエロ部門を受賞し、後でエロ部門じゃなくて総合で大賞を受賞しているそうです。 そんなにエロ場面は多くなかったけど。 セリフ多いのはいいんだけど、セリフのみの応酬が続くとどれが誰のセリフかわかりにくいと感じました。 日本語訳の文体が私好みじゃなかったです。 ていうか主人公があまり好きになれなかった。 悪い人じゃないんだけど、ブランド靴に執着してる所とか心情が私には理解しにくかったです。 映画やドラマで見たら面白いのかもなあ。 | |
ミッチ カリン / 角川書店 (2004-12) ★★★★☆ 読了日:2010年4月26日 母が死に、父に連れられてテキサスに引っ越して来た11歳の少女の物語。 主人公のハンパない妄想力が楽しかった。 やってる事も女の子らしくて微笑ましい。 起こる出来事はあまり楽しいとは言えないんだけど、気に入りました。 原題は「TIDELAND」で、同名で映画化されてます。 映画の邦題は「ローズ・イン・タイドランド」 映画も観たくなりますね。 | |
本・雑誌 | ホゼ アグエイアス , 高橋 徹 / モデラート (2005-07) ★☆☆☆☆ 読了日:2010年4月24日 小説かと思って借りたら宗教の本でした。 せっかくなので全部読みました。 著者とその4次元世界の分身であるジョーおじさんの会話形式でいろんな説明をしています。 まずジョーおじさんの喋り方がヘンです。 堅苦しくないようにとわざと軽い喋り方っぽくしてるのでしょうが、私には不自然にヘンだとしか感じられませんでした。 「よォーッく聞いてろォッ!」 みたいな喋り方が多かったんだけど、なぜひらがなとカタカナを混ぜる? 原文ではまた違ったニュアンスなんだろうけど。 面白かった部分は、 129頁「イルカってのは、もともとはシリウス星系からやってきた地球外生命体なんだよ。」 235頁「《禅》にしたって、それがマヤ人の合言葉の頭文字だったなんて君にはわかるかな。そう、Zuvuya Empowers Now!(スユアは今に力を与える!)の略なんだ。」 禅の語源はマヤ人の言葉を英語に訳した物ですか。 これ信じる日本人いるのだろうか。 いや日本人以外でも信じる人は少ないでしょう。 この本は復刊された物で、冒頭にジョーおじさんから日本の読者へのメッセージが載ってます。 あの文章は実は911テロの話だったのに誰も聞いてなかったとか、この文章はインド洋大津波の話だったのに誰も聞いてなかったとか書かれてます。 後出しでは何とでも言えます。 先にハッキリ言っといて欲しかった所ですね。 マヤ人とか銀河とか水晶とか周波数とかいろいろ言ってますが、簡単に言うと誠実に生きましょうって事っぽいです。 ちょっとヘンだけど難しい文章ではないので、興味ある方は読んでみてもいいんじゃないでしょうか。 ![]() |
三国志占い編集委員会 / ぴあ (2004-12) ★★★☆☆ 読了日:2010年4月2日 私は司馬懿仲達(しばい・ちゅうたつ)でした。 灰鰤で「しばい」の変換候補に「司馬懿」が入ってました。 有名どころな人だったようです。 |